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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

やり直し

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今までに何度も経験してることですが
ときに現物よりも写真の方が
明瞭に欠陥を指摘してくれて
気づいてやり直すことも・・しばしばです

この皿もそう
ほぼ上三分の二と下三分の一の波が
まるで性質の違う波に見えます
例えば
上は風が吹いてるが・・下は無風の波のよう
丁寧に見てると違和感があります

どうしてこうなったかに
多少思い当たることがあります

違いの境目辺りから・・急に糸が貼り難くて
僅かでも力を入れると剥がれるのです
やむなく・・そっと貼るようにしたのですが
その分・・糸の流動感がなくなって
おとなしい波になってしまったのです


d0085887_06443147.jpg


その下三分の一を貼りなおしたのがこっちです
どうやら波の性質が似てきました
貼り難さは同じでしたが
それでもリズミカルな波にするには
息を詰めて力を抜き・・何度も失敗しながら
スピード感は確保して
やっと波の性質は同じになりました


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前日貼り終えた糸を剥がすのは
やはりそれなりに無念なのですが
このまま続けて満足できたことはないので
気づけばやり直すことは必至の手段です

ここまで戻そうと決めて
糸を剥がしますが
貼るときあんなに苦労した糸も
剥がすとなると・・案外抵抗感があって
それなら貼るときにもう少し手応えしてよ!
そう言いたくもなるのでした


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貼っては剥がれ・・剥がれてまた貼る
この糸くずは悪戦苦闘の残骸というわけです


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夕方からは
一気に裏面を貼りました
当たり線だけは入れますが
あとはフリーハンドでひた走りです

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裏は波を作りませんし
表面の凹面に比べて凸面は
剥離し難いので捗ります

夕食前には全て完了・・どうやら無事でした
この上は顔料を吹きつけて・・糸を剥がし
施釉して焼成となります

初めの始りに感じる
「えらいこと始めちゃったぁ!」は
それでもまたいつものように
終るべくして終わります

その繰り返しの中で
少しでも自分らしさが醸し出せれば
以て瞑すべし・・なのです



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by touseigama696 | 2018-02-01 08:25 | ●工房便り | Comments(4)
Commented by saitamanikki2008 at 2018-02-04 16:49
ウ~ン 途轍もなく難しそうだ。
「貼っては剥がれ、剥がれて又貼る」ですか。
凄い作業ですネ。
Commented by touseigama696 at 2018-02-04 17:38
saitamanikki200さん
ありがとうございます
確かに面倒は面倒です(苦笑)
出来れば避けたいですが
そのまま行って満足できたことがないので
しょうもなしにやり続けています(笑)
もっともそうでもしないと勝てない世界でもあります
ともかくみんな凄いことしてます(爆笑)

Commented by eripottery at 2018-02-06 15:03
こんにちは。
なるほど、、、写真に撮ってみると、そのままみているだけでは
わからない発見があるのですね。勉強になります!
今度私も試してみたいと思います。

それまでの工程を考えると無念でもあり勿体なくもありますが、
引き返すならここで思い切るしかないですものね、、、。
お気持ちわかるなぁ、と自分に重ねて思うものの、
これだけの手間がかかってたら
私なら思いきれるだろうかしら、、、自信ないです。
Commented by touseigama696 at 2018-02-09 06:13
eripotteryさん
ありがとうございます
返信が遅れてごめんなさい
寫眞は不思議な客観性をもっています
生まのときに何でこんなとこに
気が付かないんだろってのは
大抵写真から教えられることみたいです
細かいことが写ってるとなおのこと
いろいろばれます(笑)

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