藤井クンの将棋

d0085887_08191742.jpg

『棋士が盤を挟んで勝負を始めるときって
二つのことしか考えません
一つは・・負けないために自分の王様を守ること
もう一つは
勝つためにいち早く相手の王様を詰ませること
これが常識です

ところが
藤井クンの将棋は・・違います
彼が考えることは・・二つではなく
ひとつだけ・・つまり
相手の王様を詰ませることしか考えないのです

一手早く相手に攻めかかれば
自分の王様を守るための一手はいらない

プロの棋士の勝負は
一手違いで決まります
守りに使わない一手を・・攻めに使う

徹底的に詰将棋を勉強してる藤井クンは
その一手の差のまま・・勝ってしまうのです

つまり
藤井クンは誰かよりは強いが
誰かよりは弱い・・という将棋ではないのです

攻めと守りの二手を考える将棋と
攻めだけを考える将棋の差
常識を変えた強さなので
今のところ
彼が向かうところ敵なしなのは・・当然
そう思います』

どなたかが・・こういう意味の解説をした
すごく分かり易くて
藤井クンの強さの本質が理解できたような気がした

あの羽生名人が驚嘆する才能
ただ強いだけじゃないポテンシャルの大きさ
それは技術的なことではなく
長年の棋界の常識を壊す
圧倒的な理論武装で肉づけされたものなのです

彼が14歳にして
歴年の棋譜に通じ・・詰め将棋を解き明かし
ひたすら蓄積している情報は
それ自体が目的なのではなく
守りの一手を使わずに済ませるための
ぎりぎりの哲学のように思うのです

常識を熟知して・・これを壊す先見と
常識を知らずにこれを壊す出鱈目との差
それをまざまざと見せてくれています

彼の挨拶が・・とうに少年の言葉ではなく
見事なまでに大人のそれなのは
いずれ・・その常識をも壊して
人間としても破格な高みにつく人材なのでしょう

将棋の世界に限ったことではなさそうです
非常識は・・しきりに見かける世の中ですが

「それって・・ありかぁ!?」
メジャーな常識を壊して
新しい時代の糸口を見つける先駆者
今・・待望されているのは
そんな才能だと・・思うんだけどな



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!

[PR]
by touseigama696 | 2017-06-27 09:12 | ●エッセイ | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード