カメラのあっちとこっち

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この朝・・約束の時刻ピッタリに
3人チームの取材班がやってきた
編集の〇中さんと・・カメラの〇山さん
そして・・ライターの〇野さん
ベイシックなクルー編成だ

カメラを挟んで
あっちの三人と・・こっちの一人
この日の「こっち」は・・わたし
つまり被写体なのである

半世紀前・・遠い昔だが
私は・・カメラのあっちで仕事してた
パチカメとムービーの違いはあるが
やってたことは・・同じようなもんだ

ディレクターとカメラマンを同行して
あちこち飛び回って取材してた時代だった
この写真に写っていない・・ライターの○野さんが

「世界の結婚式って番組
あれ小学校のころ・・母と一緒に見てたんですよ!」
〇野さんと私の間に流れてる時間が分かる
「世界の結婚式」を撮り始めたのは
〇野さんが生まれる前で
彼女が小学生の頃でも・・放映していた

三人がカメラのあっちから
こっちの私を・・撮っている
長い時間が過ぎ去ったのに
この立ち位置に・・まだ慣れていない

だから逆取材のつもりで
こっちから・・あっちの三人を撮ったのだが
何故か・・〇野さんの1枚がボケた
そういうわけで
泣く泣く紹介するのをやめた
年の差を隠したいんだろって
勘ぐられずに済みそうだ


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この取材のホントの主役は・・この茶碗
でもこいつは・・一言も喋らない
ふたりが・・アングルしてフォーカスしてるころ
ライターさんは私に喋らせて
結局・・茶碗に物語を作ってゆくわけである

「このモチーフに行きあうまでに
何があったんですか?」
傍にいて時折り語りかけて
茶碗は・・ひとになってゆく

幾つかのインタビューに応えてると
どんな物語になるのか
想像しながら・・楽しみになってきた

カメラのこっちを・・何度か体験した今
もしカメラのあっちに立つなら
あの頃より・・もう少しひとが撮れたかな?
って思えるのだが・・



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by touseigama696 | 2017-03-03 22:53 | ●エッセイ | Comments(0)
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