元祖「蝋抜き」技法

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昨日は・・急ぎの作品があって
朝から豆窯に火を入れ
窯番しながら・・加飾の続きでした


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前日・・陶画糊(ラテックス)で
黑土の素焼き皿に・・紋様を入れておきましたが
一晩乾かし・・化粧泥を吹きつけたのがこれです


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染色に・・ろうけつ染めという伝統技法があります
溶かした蝋を筆に含ませて・・布地に紋様を描き
それを染めると・・蝋の部分が白く抜けるという技法

同じ技法は・・陶芸でも使います
陶画糊は・・蝋ではなくゴムですが
原理は一緒で・・上から化粧泥を吹きつけ
それを剥がすと・・黒い紋様が浮かび上がります


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この皿の場合
硬い藁刷毛の穂先を数本束ね
その先に粘性のある陶画糊を含ませ
皿の表面を軽く走らせました
柔らかい筆より・・とぼけた紋様が描けます

細くて正確な紋様には不向きですが
こうしたラフな可笑しみを出すには好都合です


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実は・・私のアイデンティティーみたいな
糸抜き波状紋大皿は
伝統技法のろう抜きを応用して
極細の線紋を描けないものか・・から
たどり着いたアイデアでした
この意味でいえば・・「ろう抜き」は
「糸抜き」には・・故郷の実家みたいなものです

たまには・・おふくろの味を懐かしみ
ゴムを楽しみました


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これは別もの
糸を貼って化粧泥を吹くまでは
似たようなものですが
升目には・・スポンジを使って
別の化粧泥をタップしています


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多色にしてペタペタ叩けば
時々やってるタッピングの器にもなります

先生が疾走してくれるもんだから
年の瀬は・・すたこらサッサです
明日で・・今年の教室も終わります

例年のように
シェフ〇原の手打ち年越し蕎麦を
みんなで頂くことになっています

長めの年末年始休暇
孫たちの来訪もあるから
賑やかな正月になりそうですが
工房を独居房で専用できるこの期間
仕事もはかどらせねばと
頭の痛い昨今ではあります




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by touseigama696 | 2016-12-23 06:18 | ●工房便り | Comments(0)
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