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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

オートクチュールとプレタポルテ

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ある特定の目的のために・・たった一つの作品を作る
公募展に向かうとは・・そうした意図である
独創と個性に満ちたコンセプトが要求され
時に・・それは普遍性を凌駕することもある

ファッションの世界でいえば
オートクチュールのコレクションに似てる
パリコレ・・極めて特化された個性が競い合う

しかし・・鑑賞でなら見事に美しいが
さて着用するとなれば・・それに相応しい場がないと
だから購入するには・・躊躇いも生まれる
昨今・・そのパリコレでさえ
お得意様の数は激減してるらしい
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オートクチュールの特異性を柔らげ
不特定多数のユーザーに適応させようと
メーカーによって製造されるのが・・プレタポルテ
実用性が確保されながら・・それでも
トップファッションとしての個性に溢れ
所謂流行の基になる既成服のことである
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こうしてみると
オートクチュールとプレタポルテは
トップファッションの両輪のようなものである
互いが補完しあって
時代を突き抜ける先見性と
大衆の支持を得られる普遍性の
程よい調和を生んできたように思うのだ
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公募展のために作らねばならない時期にきてる
たった一点で・・何をするかも決まっているが
だからといって・・評価を得られるかはまるで不明
質を担保する技術に際限はない
気に入ってもらえるかではなく
優れているか・・が問われるのだ

一方で・・
お約束の個展開催も足早に歩き始める
これはこれで・・大きなプレッシャーをかけてくる
100点前後の作品を
ある一定の水準で揃えねえばならない

その根底には
公募展で評価された個性を生かしながら
なお日々身近に置いて愛用していただけるもの
言ってみれば・・上質なプレタポルテ
それが求められることになる

作れなければ・・応募せずでスルーできて
その上落ちても
負けを受け入れれば済む公募展と違い
約束の日には・・確実に約束を果たさねばならぬ
個展のプレッシャーは・・一段と厳しい

オートクチュールとプレタポルテ
両者の狭間で・・目下
獅子奮迅で・・頭を働かせている

もう僅かな期間が過ぎれば
頭を棚に上げて・・身体一本で取り組むことにする
身体を壊さぬようにして
無事に走り切れるように・・頑張らねば

大断裂した肩腱板の痛みに耐えて
老骨のための鞭を振り上げているのである



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by touseigama696 | 2016-05-13 09:12 | ●工房便り | Comments(0)
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