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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

イライラしないためなら・・

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20cm足らずの小さな板皿に・・糸を貼る
これが案外面倒な仕事である
4~50cmの大皿なら・・そうでもない
小さいから・・やりにくいのだ
隅に指やピンセットを入れるので苦労する
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作業を始めて間もない辺りで
大抵・・一度は焦れる
底板に貼った糸を縁に添って鍔に回す
これを指とピンセットでするが
粘着の弱い極細テープは
簡単には底の角で直角に接着してくれない
底板を這わせようと・・僅かに引くと角が剥がれる

しばらくは・・その繰り返しである
「エイッヤァ!!・・ヤァ~メッタっと」
何度も呟くが・・でも止めないことにしてる
というのは
もう少し我慢してると・・上手く行きだすのだ
つまり・・キョオク~ン!(教訓)で言えば
「イライラすることから脱出したかったら
イライラすることをしない!・・のではなく
し続けることが肝心なのだ」

上手く行きだせば・・すぐに解放される
そして
何より有難いのは・・その経験を通して
イライラしないで済むこころの技術が・・身に着く
そうなれば
もっと面倒なことだって・・きっと出来る!
新しい展開とか完成度は
心理的な弱さを克服することから始まる

どうにかして簡略にやれないか?
それに向いた便利な道具はないだろか?
ひとは・・ついついそれを求める
そして
大事な手指の粘りとデリカシーを失ってしまう
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糸の間を筆で彩色した
この色に仕上がるわけじゃない
メタリックな黒のツートーンになる予定

細い面相筆を使うから・・色々な筆を沢山持ってる
はみ出さずに塗るには・・筆の良し悪しは大事
集中力の維持は・・筆次第である
これも便利のためじゃない・・完成度を求めてだ
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最後に・・糸をはずす
貼ることに比べれば・・何と開放的なことか
そこでついまとめてバリッ!とやりたくなる
これがタブーだ
折角の・・それまでのデリカシーが壊れ
顔料の縁がバリとなってラインを乱す
だから・・一本一本ピンセットを使い
真上に引いて顔料の縁を守るのである
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私は・・決して気長な性格ではない
でも今は
こうして少しイライラから逃れる術を覚えた
逃げずに向かえ!・・である

一日かかって・・これ一枚
見てたら・・イライラしそうでしょ?




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by touseigama696 | 2016-03-11 05:20 | ●工房便り | Comments(0)
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