昨日の続き・・

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昨日の最初の一本に・・続けて貼り始めた
この写真と同じくらい貼ったところで
ある違和感に気がついて・・全部剥がした
これは貼り直してからの写真である

この皿・・実は皿と言うより鉢で
皿に比べりゃ結構深い
その傾斜に糸を貼ってゆくのだが
昨日の最初の一本は・・その傾斜に添っていて
視覚的な直線になっていなかったのだ

そこで・・最初の一本を貼り直した
目に見えて直線になるよう・・傾斜を無視したのだ
そこら辺が・・水平な紙面などに貼るのと違う
皿なら防げる歪みは・・鉢だと見えてしまうのだ
一本では気づかないことも・・束になるとよく判る

そのまま続けると・・丁度
広角な魚眼レンズで撮った海みたいになる
全体が・・丸味を帯びてしまうのだ

視覚を優先することで・・全体は
平面の海のように見えてくる
この方が・・目に自然な気がするのだ

浅い皿から深い鉢に・・同じことをしても
表れるものは・・そのつど異なる
凹面の皿・鉢と違う凸面の壷になると
また・・全然違う表情になって
想定が狂って困惑することにもなる
立体での平面的処理は・・計算では成立しない
やりながら修正して・・狙いを定めることになる

そんなわけで・・最初からやり直し
昨日は・・ここまでにした
80%貼って・・貼り直したこともしばしば
だから大してビックリもしていない
時間さえ間に合うなら・・ギリギリまで粘る
自己ベストの掟は・・やはり守りたいと思うのだ
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今朝も・・3時に起きた
足もとで・・特製炬燵が赤々と温かい
冷える夜明けだが・・快適な朝である



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by touseigama696 | 2016-01-21 04:16 | ●工房便り | Comments(2)
Commented by kuma at 2016-01-21 15:37 x
「立体での平面的処理は・・計算では成立しない」
そうなんですね…初めて拝見したとき、この糸抜き技法は、
計算された緻密な作業だと感じていました。
しかし、今はわかります。指先の作業は緻密でも、
人間の目という曖昧なものを通して、水平を保つところに
機械では決して、出来ない揺らぎのラインが作られているということ。
Commented by touseigama696 at 2016-01-22 08:05
kumaさん
ありがとうございます
「目がものさしで・・手が道具」
この言葉が好きです・・目と手を
機械のように正確に使えたらって
いつも思っていますが・・なかなかです

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