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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

21年目の『朝』

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目が覚めたら・・
テレビがこの特集を放映してました
言うまでもなく・・あれから21年目の朝です

「阪神淡路大震災」・・ひどい災害でした
高速道路の崩壊・・繁華街の大火災
忘れようもありませんが・・21年経ったんですね

もし忘れることができたら・・少しは楽なのに
そういう人々の胸の中は・・あの日のままで
どんなことあっても忘れるなよ・・!
そう言いたい為政者たちが・・忘れがちなこと
記憶って厄介なものです・・だから
こうした特集番組は・・被害者のためと言うより
為政者たちに記憶を蘇らせよ・・でもあります

私にとっては・・別の意味もあって
この年は・・忘れようもありません
毎年・・1/17の報道を見る度に
その年月が・・私の陶歴と重なるからです
病院事務長の傍ら・・52歳の新年に
生まれて初めて・・粘土に触れたのが
1995年1月5日・・地震の2週間前でした

ですから・・自分の陶歴を振り返れば
必ず・・この大震災を思い出します
実はこの年の春・・地下鉄サリン事件もあったので
これも忘れ難く・・記憶に蘇ってきます
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1995年1月5日に・・初めて触れた粘土で
最初に作ったのが・・このぐい呑みふたつ
どう見ても・・下手くその限りですが
晩年の趣味のつもりの・・初日だったのでした
初心忘る勿れ・・書架に置いてるのはその意味です
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これは・・21年後の昨日
工房で手掛けていた作品のひとつです
両者の間に・・21年が流れました
少しは努力の跡が見られるとして

今率直に思うことは・・
あの日の大震災は・・大勢の命を奪いましたが
奪った命に秘められていたのは・・計りようのない
個人の可能性だった・・ということです
6、437人の方々に止まってしまったもの
つまり・・もし私に置き換えるなら
上の写真で止まったまま終わってしまう人生
どんなにか無念だったに違いないと・・実感します

どこでどんな運命で・・災害に出会うのか
知りようもないことですが・・あれから21年を
無事に生きながらえて・・こうして呑気にも
陶歴に歳月を加算できる晩年は・・やはり
その幸運に感謝すべきことだと・・生きてるかぎり
毎年・・この日の朝思うのです



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by touseigama696 | 2016-01-17 05:06 | ●エッセイ | Comments(2)
Commented by BBpinevalley at 2016-01-17 08:54
桃青釜さん、
本当ですね、いつも心を大きく開いて初心のままで、そして謙虚でいられることが、すなわち心の平静につながりますね。
21年前のこの日、私の父母は神戸に居りましたから、アメリカでニュースを聞いた時には凍りつきました。
橋の上を運転中、ラジオで聞いたのを覚えています。
なかなか電話も繋がらず、ずいぶん心配しました。
幸い被害は少なかったものの、怪我をしたり家を失った知人も何人かありました。
あのあと、かなり長い間、父母の家の近くには特設ホームのバラックが建ったままでした。
サリン事件も同じ年でしたっけ。
世にも怪奇な事件でした。
あれから21年、今はその父母も亡くなり、私の人生も変わりました。
Commented by touseigama696 at 2016-01-18 06:16
BBpinevalleyさん
ありがとうございます
家族の安否を外国で案ずる・・って
不安の極致・・大変なことでしたね
まだ四人の方が行方不明・・解決されてませんね
家族の想い・・如何ばかりかです

寿命を全う出来たら幸運・・色々な意味で
世界は不安だらけですね
一度みんなで静かになる・・って
無理なんだろうか・・
古代オリンピックの復活・・
東京でやれないもんかな・・ねぇ安部さん!

いつも広々とした世界を見せていただいて
少し心も広がります・・多謝です!
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