七草粥と・・大皿と

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恒例で・・昨日の朝は七草粥
真っ白な米と餅と青菜の色どりが・・きれい
正月の節料理に疲れた胃に安息を・・
そもそもそんなつもりの行事らしいが
近頃・・胃が疲れるほど節が食べられない
むしろ朝粥が・・日々の食べ物になりつつある

それにしても・・「七草粥と・・大皿と」と題したが
勿論何の因果もない・・若い頃だったら
到底満たされなかった粥腹でも・・大皿が挽ける
燃費がいいと言うのか・・我慢も燃料に使うのだ
その程度が体の調子に良さそう・・そんな気がする
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新しく仕入れた土で・・大皿を挽いた
教室の生徒さんに・・撮影してもらった
見てて関心の深いところを撮ってくれれば
それが・・技術的なポイントになるはずだ

口縁部を締め閉じたり広げたり・・それが土殺し
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壁を薄くしながら・・真っ直ぐに高く挽きあげる
この時の高さで・・皿の径が決まるのだ
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口から先に広げ・・そこに向かって底部を広げる
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底と高台周りに力がないと・・壁が落ちる
さりとて余分に土を残せば・・大きさが減る
根の土を壁に回しながら・・挽きあげてゆく

出来るだけ薄く・・でも力のある皿
削りに頼らず・・挽きで考えるべきことなのだ
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大皿の出来は・・見込みのライン次第
滑らかで・・破たんのないシルエットにしたい
手指のロクロ目を活かす挽き方もあるが
私の場合は・・糸を貼るためのシルエット
ロクロ目は邪魔になる
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一気に口縁部を倒し・・皿らしくする
ここら辺が・・一番スリリングである
ちょっとした力加減で・・口が垂れ
俗にいう・・クラゲになる
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土は・・乾燥が進むと収縮して立ち上がる
皿のつもりが鉢になる・・元へ戻りたがるのだ
だから・・仕上げるとき口を少し倒しておく
起き上がって皿になるための仕掛けなのだ
やり過ぎれば・・ここでもクラゲになる
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無事に終われば・・こうなる
一応形にはなったのだが・・不満は残る
挽いていて痛切に・・右肩が痛い
それも・・結構な痛みである
腱板が切れてる肩だから・・当然だろうが
トカゲの尻尾ができそうになると・・
力仕事でダメージを与えたり
先日のように転べば・・激痛が戻る

ロクロを挽くのは・・力だけでじゃないが
やはり・・力は武器だ
小物では影響は少ないが・・大皿となるとね
悩ましい悩みなのだ

テレビのニュースで見た・・介護ロボット服
あれ着れば力がもらえる・・はよ実用化して下さい
祈るばかりである



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by touseigama696 | 2016-01-08 06:52 | ●工房便り | Comments(2)
Commented by kuma at 2016-01-08 19:17 x
流れるようなロクロ仕事、お見事です。
こういうのを拝見すると、無謀にも磨き足りない腕前で
「大きなものを挽いてみるか…」などと思ってしまいます…笑

本年もよろしくお願い致します。
Commented by touseigama696 at 2016-01-09 09:04
kumaさん
ありがとうございます
大きいものも・・挽いてればできるもの
躊躇わず挑戦してみてくださいね
技術が作るというより・・気力が作るものだと
私は思ってきました
最近は気力はあっても力がないと(苦笑)
段々きつくなってきますけど・・(笑)
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