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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

殿のご実家

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殿が陶芸家に転じて・・個展を開かれた折
確か・・日本橋の高島屋だと記憶するが
会場で拝見したことがある

会場の隅で・・お一人
ペンを手にして佇んでおられたので
丁度買い求めたこの著書に
署名していただいたのだったが
それを目ざとく見つけた女性客たちが
私の後ろに列をなして・・あっという間に
殿は・・注目の的に戻っておいでだった

陶芸家だからといえばそれまでだが
SPがつくでもなく・・椅子に座るでもなく
多分・・それが殿の美学かもと思ったものだ
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はからずも4日ほど前・・熊本を訪ねた私は
久し振りに殿のご実家の・・このお城を訪ねた
世が世なら・・殿はこの城にいて
肥後熊本藩第18代当主だったお方である
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細川護光さんは・・殿のご子息
殿とご同様に・・今は陶芸家
熊本に窯を築いておられるようだ
案内をいただいて・・今朝拝見した
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いわゆる伝来の伝統を継ぐ陶芸
ご覧のように・・楽・信楽・萩・備前・唐津など
数寄者の心で・・茶碗を作っておいでのようだ
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多分・・幼いころから良品を用いての暮らし
その上・・殿の薫陶も受けての修行だろうから
こうした陶芸が・・一番身近だったに違いない
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良いものに馴染み・・そして願わくば使うこと
その行為と時間は・・ものづくりの堆肥なのだ
じわじわと身につく滋養が・・やがて器に映る

細川家の蔵に残された珠玉の数々が
代々の脳裏と手指に宿り・・そこから
また伝統が生きながらえる
それも・・ひとつの宿命かもしれない
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私が歩こうとしてるのは・・この道ではないが
しかし・・こうして拝見したものが
どこでどう生きるか・・それが私にとっての
時間をかけた堆肥なのだ
形にはならずとも・・力になる
そんな気がするのである

柿傳ギャラリーの後・・
東京国立近代美術館工芸館で
「栗木達介展」も見た

大きな衝撃を受けたが・・
その話は明日にでも・・



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by touseigama696 | 2015-11-06 23:48 | ●エッセイ | Comments(0)
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