小鹿田焼き

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表題にルビがふってあるように
「小鹿田」・・と書いて「おんた」と読む
大分県日田皿山のこの地は
江戸のままのやきものを
タイムトンネルで訪ねる別世界なのだ
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小鹿田の里のやきものの全ては
そのまま保存されて・・国の無形文化財
一子相伝が掟の原則にあって
この地に伝わる長い歴史を守っている
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飛びカンナが知られるが・・技法だけでなく
土・釉・窯・・そのどれも決まりがあって
踏襲が義務づけられているのだ
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窮屈でもあろうが・・おかげで
「陶芸」ではなく・・「やきもの」を見ることになる
二度ほど訪ねたが・・唐臼の水音が
そこここに響き・・心地好い催眠に誘われるようだ
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登り窯は・・
ここでは楽しみでも遊びでもない
ガス窯や電気窯は・・ご法度
薪でしか焼けないやきものなのである
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眺めるには勇壮な炎の舞いに見えようが
扱えば・・過酷な灼熱の世界
三日がかりは・・体を消耗するはずである

PCにプログラムして・・お任せなど
考えようもないアナログな仕事なのである
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今朝・・目が覚めたら
小鹿田の里が・・テレビで紹介されていた

古い器を大事に守って保存するのは
決して難しくはない・・博物館があればいい
だが・・古い営みを往時のままにとなると
そりゃ厄介なこと・・営みは生きてるからだ

変えてはいけない・・新しいことをしてはならない・・
関わっている人々にしか判らない我慢は
変えて新しいことに活路を見出そうとすれば
それができることは・・考えようでは
案外幸運なことかもしれない

伝統を守る・・色々な側面があってのことなのだ




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by touseigama696 | 2015-08-24 06:20 | ●エッセイ | Comments(2)
Commented by 夢工房あすか at 2015-08-24 12:38 x
伝統をつないでいる日本の文化ですね。
山村に杵臼を叩く音が、コットンコットンと聞こえてきますね。
一度は訪ねてみたい所ですね。

小鹿田焼は大分県ですが、一山越えると福岡県に小石原焼(こいしわら)が
あります。全国的な知名度は余りないようですが、大きな窯業地です。
山間部に茅葺屋根の窯元などが60軒ほど点在して、なかなか風情があります。

私が東京芸大の講習会に出ていた時に講師をやってくれた
当時大学院生の鬼丸さんが、帰郷して実家の“翁明窯”で作陶をしています。
伝統工芸展などにも素敵な作品を出品して入賞しています。
翁明窯には、私も3回ほど訪問しましたが、私どもの教室の生徒さんも
お気に入りで、3~4人ほどでこの2年間で4回ほど訪問しています。

桃青窯さんも小石原焼にも行かれたことがあると思いますが、
日田駅方面から右の方に行くと小鹿田焼、左に行くと小石原焼です。
どちらも車で20~30分くらいですね。
Commented by touseigama696 at 2015-08-25 06:03
夢工房あすか さん
ありがとうございます
勿論小石原も行っています
伝統窯業地ですからね
私淑する福島善三さんも小石原
忘れることはありません
また孫を訪ねる折にでも
勉強しに行ってみようと思っています
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