2015年 06月 27日
教えることは・・教わること |
教室を始めて・・15年を過ぎましたが
この間に・・今回を含め二度
教えてるつもりで・・
教えられたことがあります
どちらも釉薬のことでした
「センセ~イ!・・〇〇掛けた上に
この釉薬重ねてみたいんですけど・・」
「それってありかぁ・・?
聞いたこともやったこともないけど・・
でもさ・・やってみればぁ
巧くいったら・・もらい!だもんね」
それでもらった釉掛け技法がふたつ
教えてるつもりで教わりました
これは・・教室のMさんの作品
最終的に・・これと同じ効果を狙って
モノトーンでの糸抜き作品を作りたい
かねてからそう思ってきたのですが
ありがちな罠にはまって・・
妙に難しいことを考えていたようです
重ねることよりも分けること・・そもそも
糸抜きのマスキングが・・分ける技法なので
ついその延長で色々考えていたみたいです
勿論・・そうした技法も不要じゃないけど
単純な手法でも満たされる
大事なことを忘れてたようです
私にとって・・教室は教える場所ですが
同時に・・教わる場所でもあります
前回の発見は・・今でも使っていますし
これも・・教室作品に限らず
私の制作にも活かそうと・・思っています
思わせぶりな書き方しましたが
種明かしをすれば・・
白土の素焼きに・・糸抜きで加飾して
部分的に黒釉を掛け・・その上から
全体的に石灰釉を掛けた
それだけのことなのですが
どうして・・今までしたことがなかったのか
不明を恥じているわけです
黒釉が壊される・・汚くなる
そう思い込んでいたのかもしれません
さすが万能釉・・石灰釉に謝らなきゃです
やったことないなら・・やってみる
大事なセオリーを・・思い出しました
引出しの少ない晩学陶芸ならなおのこと
日々これ学び・・肝に銘じたのでした
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by touseigama696
| 2015-06-27 03:26
| ○陶芸教室
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