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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

東海道五十三次

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若い頃・・
実際に東海道五十三次を歩く番組を作った
伴走車をつけ・・出来るだけ忠実に歩いてもらった
資料にある通り・・ほぼ2週間で三条大橋に着いた

500㌔を14日となれば・・35㌔/day
出演者の感想は・・「江戸時代の人間は健脚」だった
それは私も同感だ・・一昨年だったか
転居前の旧宅から・・日比谷まで
往復を歩いたことがある・・片道20㌔
往復で40㌔は・・往時の一日分
一日ならできても・・これを2週間はきっときつい

でも・・あの日私は歩くことに自信がついた
車を捨てても暮らしてゆけそうだと・・感じた
考えてみれば・・歩いて2週間をどう短縮するか
それが・・社会的なインフラの進歩だった
便利にしたくて・・明治以来の150年で
2週間を3時間に縮めた・・とんでもない変化だ

家康が江戸を作って・・慶喜が東京に引き渡すまで
260年余りは・・殆ど変っていない
家康も2週間・・慶喜も2週間
同じような駕籠で・・同じように歩いた
よくもまぁ・・「もそっと何とかならんか?
2週間は体にしんどいわ」・・我慢強い人たちだった

鎖国の評価は歴史に譲るが・・もし鎖国をしてなかったら
海の向こうから流れてくる膨大な情報に動かされ
黒船来襲までに・・無理してこちらも建艦してたかもだ

江戸時代は・・現代に一番近い近世だが
私のこれまでの人生を・・もうひとつ足せば
それが幕末であり・・依然として2週間の時代なのだ

鎖国は・・急速な進歩を邪魔したが
その分・・この国のこの国らしさを作った
小さな国が・・奥の深い文化を持ったのも
過大に影響されない緩やかさのお蔭だった
やきものだって・・その上に開いた花である

放っておけば・・
1日で100年を作る怒涛の変化の世界
時間があったからできた独特な文化を
簡単に流してほしくはない・・

世界に和しても・・必ずしも同じない
言い換えれば・・同ぜずとも和する
それが民族の賢さであってほしいものだ

江戸の暮らし向きを書いた本が・・並んだ
ついこのあいだなのに・・びっくりするが
緩やかさの良さも伝わってくる
面白い時代だと・・思う

ちなみに・・私の日課4㌔歩行
昨日で・・累積2.765㌔
日本橋=三条大橋の五十三次を
2往復半したことになる

500㌔記念に・・三条大橋に立ったのが
妙に懐かしい2年である



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by touseigama696 | 2015-04-19 05:22 | ●エッセイ | Comments(2)
Commented by kuma at 2015-04-19 17:23 x
私が陶芸という世界に魅力を感じるのは、
そういった時間的なものも、あるのかもしれません。
世の中がいかに進んでも、縄文の時代より、手作業で土を捏ね、
成形し、乾燥し、焼成する…
同じ顔を持つ器…工業的な量産品は別にして、
朝鮮や中国から、さまざまな技術が伝えられ、工夫され、
薪から電気に変って、スピーディーになったと言っても、
手作りである以上、これからもっと科学が進歩しても、
1日やそこらで、やってしまうことは、不可能であろうこと…

そして出来上がりに100%の成功や満足が無いということ…
(これは、私の技術力の問題でもありますが…笑)

Commented by touseigama696 at 2015-04-20 08:04
kumaさん
ありがとうございます
縄文土器の1万年は・・
日本のやきもののファンダメンタル
じっくり焙ったお蔭で今のやきものがあるのだと思ってます
時間をかけることが質を担保するんじゃないでしょうかね
年齢を無視してじっくり焙ります(笑)
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