失われた時を求めて・・

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「失われた時を求めて」・・
マルセル・プルーストは・・この表題で壮大な小説を書いたが
現実の「失われた時」は・・決して戻ってこない

あのころ当たり前だったことも・・やがては「戻らない時」のひとつ
少し歳をとれば・・そうしたことが増えるばかりだ

旧工房時代に当たり前に挽いていた60cm超の大皿
多分・・今でも何とかなるとは思いつつも
しかし・・当たり前の作業ではないかもしれない
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当たり前だったころ・・
5kgの土塊は・・最も好きで自由の利く量だった
結構大きなものが挽けるだけの土でいながら
微妙な形を追いかけても・・少し強引に
力を使ってもついてきてくれるタフさもある
菊練りの姿が一番いいのも・・5kgだと思ってきた

転居のための2年・・肩腱板を大断裂しての1年
思いの外・・筋力を失ってるのを思い知らされる
痛みは癒えてきたが・・力はまだだ
そして・・失ったものが戻ることはない
きっと新しい知恵を要求されるだろう
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だから・・失われた時を求めはしない
「新しい時」を作るしかないのだ

久しぶりの5kgの皿・・45cmほどに広がったが
この土塊を2~3個積まないと60cmを超えない
15cmの差は・・結構大きい

来春からの復帰のために・・
失われた時にこだわらず・・新しい時を作る
つまりは・・新しい稽古をするってことだ

過去の経験からすると・・(二度目の断裂だから)
切れた腱板にとかげの尻尾が出来るのに・・2年いる
やれるだけ・・やってみよう!



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by touseigama696 | 2014-10-15 05:52 | ●工房便り | Comments(2)
Commented by kuma at 2014-10-15 18:55 x
いや…やっぱりすごいです。
ロクロの上の皿の姿…美しいです。
45cm、さらに60cmの美しいシルエット…
いつかは挽けるようになりたいです。
Commented by touseigama696 at 2014-10-16 04:52
kumaさん
おはようございます
今朝も書いたのですが
きれいな姿は・・挽くことと
削りの一体感かもです
削りが上手くなるのも大事かもです
大皿が挽けるようになると
小さなものの質が向上するから
がんばって挑戦してみてくださいね
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