2014年 06月 21日
Always三丁目の夕日 |
仕事を済ませ・・ぼんやりつけたTVで
Always三丁目の夕日を放映してて・・
思わずひきこまれて見続けた
この映画・・いつもそうである
長いから・・最初から最後まで見通したことがない
途中から見たり・・途中までだったりする
それでいて・・少しも不自由じゃない
ストーリーが分かっていようがいまいが
「昭和」のあの圧倒的な生活感に・・引きずり込まれるのだ
まだ戦後間もない昭和30年から39年
この間の・・東京の下町が舞台
ここに出てくる景色も風物も生活も人間模様も
全ては・・まるで実在の記録のように懐かしい
我が家の前の八百屋さんの三輪トラックが・・こんなもん
サイドドアーのついてない・・バイクハンドルだったから
もっと古かったに違いない
それでも・・たまに半身乗り出す助手席に座らせてもらって
嬉しかったのを・・思い出す
日が沈むまで・・家の中になどいたこともない
子どもを構うほどの暇もない親たちだったから・・
親の目など気にもせず・・子どもは子どもと外で遊んだ
それで何事もなく・・貧しいがくっつき合って生きていた
この映画でもそうだが・・主人公たちの言葉がキラキラ光る
乱暴なやりとりは沢山あるが・・それでも温かい
礼儀正しいは・・悪いことじゃないが
しかし・・こころが揺さぶられないやり取りからは
生きることの価値や悦びが・・育まれるとは思えない
鈴木オート親子の家族愛
そこで働く六子との・・あるいは
売れない作家茶川と・・もらいっ子淳之介の間に
貧乏が許す乱暴を越えて生まれる人間愛
もう一度戻ればいいとは言えないにしても
今となればひと肌恋しい温くもりが・・無性に懐かしいのだ
ひとはひとと・・もっともっとくっついて生きるべきだ
「物」とではない・・「人」とである
昭和33年・・東京タワーが竣工した
私が高校生のころである
出来て間もない頃・・親友とふたりで
鉄の外階段を使って昇ったことがある
それも下駄ばきのまま・・カランコロンと音が響いた
そんなことが許されたのも不思議だが
そんな時代だったのだ・・乱暴だが面白かった
なぜなら・・
エレベーターで上下しただけじゃ作れない
特異な思い出は・・その乱暴のおかげだからだ
歩きにくい下駄で・・200数十メートルを昇って降りた
高校生とはいえ・・滅茶苦茶しんどかった
その親友が・・数日後他の何人かと我が家に来る
転居を祝って会食することにしたのだが
三階までの10メートル足らず
エレベーターで案内することにしよう
あの日のことを話せば・・きっと
階段はしんどいと言い出すかもしれないからだ
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by touseigama696
| 2014-06-21 06:18
| ●エッセイ
|
Comments(2)
懐かしいですねー
昔もと彼とあのダットサンでドライブを
した思い出その彼は早くあの世へ、、
昭和の車あれこれ皆さんも思い出がありますね。
昔もと彼とあのダットサンでドライブを
した思い出その彼は早くあの世へ、、
昭和の車あれこれ皆さんも思い出がありますね。
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touseigama696 at 2014-06-22 08:08