捨てる神・・拾う神

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本業を書けない陶芸家のブログ
いささかしんどいのは言うまでもないが
作ってないときに書く陶芸は・・多分
理屈っぽくなるだけかもと・・少々遠慮しつつ

余談はさておきで話を本題に戻すなら・・閑話休題だが
その逆さまは・・どう言いやいいんだろ?
「本題はさておき・・余談に戻れば」・・妙なもんだ?
仕方なくて・・まっ「余談はさておき新たな余談」

我が家の中を捨てまくってる毎日だが・・
捨てるは・・見つけるでもある
捨てる神あれば拾う神あり・・これ拾った
転居に同行してもらう5%の中のひとつってわけ

古今亭志ん朝の落語DVDである
一昨年談志が・・その10年前に志ん朝が逝った
同世代の名人ふたりの死は・・惜しんでも余りある
歩き方は対照的だったが・・向かう先は同じだった
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DVDの傍に・・この本もあったから一緒に拾った
もっとあったはずだが・・見失った

私は子どものころ・・大の落語好き
風邪引いて学校休んだりすると
親父が作った真空管ラジオを枕元に置き
新聞のラジオ欄に赤線引いて・・かじりついてた

初めて聞いた落語を覚えている
「十徳」という演題である
「立てば衣の如く・・座れば羽織のゴトク
ゴトクとゴトクで・・これでジュットク
なんやかんやあって・・
・・立てば衣に似たり・・座れば羽織にニタリ
ニタリとニタリでこれでしたり」・・がさげだった
語呂合わせのダジャレだが・・
だから子どもで笑えたのかもしれない

志ん生・円生・三木助・金語楼・金馬・今輔
当然だが・・みな先代である
戦後間もない昭和の名人たちが・・今と違って・・
ラジオでふんだんに活躍してた時代だった

今では・・数少ない寄席に出向かなきゃ聞けない
だから・・落語が縁遠くなった
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久しぶりに・・聴いた
国立劇場で収録された演目「二番煎じ」
画像も綺麗だし・・音源もいい
聴き惚れてるうちに・・彼が異境のひとなのを忘れる
まるで・・今そこで演じてるみたいだ

そうしてみると・・遺族ってつらいだろうな
いつまで経っても・・死が嘘みたいだからだ
盛大な人生は・・死ねない人生でもある
死んだ本人はまだしも・・遺族は・・
死ねない故人とつきあってゆかねばならぬのだ

亡父母の膨大な写真を整理するだけでも
忘れていた記憶が蘇える
ましてこの映像だったりしたら・・



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by touseigama696 | 2013-11-06 00:46 | ●エッセイ | Comments(2)
Commented by HarukoB1 at 2013-11-11 02:56
私はそうでもないのですが
7歳年上だった亡き兄が落語が何よりも好きで、
よく面白い話を聞かせてくれました。
私はだじゃれ大好きです、、
実家には今も兄の本やヴィデオ、CDも残っています。
私の父もラジオを組み立てて、兄がかじりついて
聴いていたのを思い出します、、
Commented by touseigama696 at 2013-11-11 22:49
HarukoB1さん
ありがとうございます
何だか私はあなたの姉なのか?と・・笑
同じ世代の・・共有する時代背景なんでしょうね
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