2013年 08月 08日
終戦のエンペラー |
最近の映画館には・・困ったことがある
椅子が良すぎるのだ
「映画の前に・・どこかで夕食しよう!!」
妻の誘いで・・その通りにした
夜7時過ぎからの最終回
映画館のあるスーパーのフード・コート
私牛丼妻カレー・・実に質素に夕食を済ませ
映画館の椅子に座ったのは覚えてるが
後はマダラ・・トホホ・・見たけどうろ覚えなのだ
全ては・・食べた直後と椅子のせい
「・・よく寝てたわね」・・だと
そういうわけで・・この映画
ストーリーを話題には書けない
でも・・物語とは関係ないが
この映画のある一点について
とても気になった・・そこを書こうと思う
映画の終章にでてくる・・このシーン
歴史的にも・・有名なツーショット
マッカーサー元帥と天皇の会見の場面である
威風堂々のマッカーサーが
盛装の軍服でなく・・ノータイで立ち
天皇は・・モーニングを着用してる
当時の日本人は・・これを見て
「やっぱり負けたのだ!」・・と思ったに違いない
戦前の日本で・・
天皇の前で略装を許されることは・・きっとない
略装は・・敗戦を知らしむる演出だったのかもしれない
ただ・・映画の中でのこの場面
私には・・とても大きな違和感があった
トミー・リー・ジョーンズの演技に兎角は言わないが
決定的にミスキャストだと思ったのは
次の写真を見てもらえばわかる
これが・・本当のその時の写真
マッカーサーという軍人は
多分・・米軍人史上最高級のスタイリストだった
それは・・ファッションだけでなく生き方でもそうだった
「I shall return!」・・も
「老兵は死なず・・ただ消えゆくのみ!」
どちらも・・マッカーサー語録である
しかし・・その余りに強い男の美学の故にか
毀誉褒貶激しく・・心底願った大統領にはなれなかった
かつて・・自分の副官でもあったアイゼンハワーが
主戦場のノルマンディーを指揮して・・劇的な勝利を収めたのも
そのアイゼンハワーが・・大統領になってしまったのも
マッカーサーの美学では・・許せなかったかもしれない
そうした意味で・・この写真を見れば
マッカーサーにひとつも台詞はなくても
プロポーションとコスチュームだけは
しっかり選ぶべきだ・・と思った
長身ですらりとしたプロポーション
ズボンにはしわひとつなく
略装とはいえ・・どこにも隙はない
それが・・きっとマッカーサーの美学なのだ
トミー・リー・ジョーンズのマッカーサー
残念ながら・・マッカーサーの美学とはほど遠い
映画のことだから・・瑣末なことといえばそれまでだが
あまりにも有名な写真だけに・・
ちょっと残念な気がしたのだった
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by touseigama696
| 2013-08-08 08:58
| ○未分類
|
Comments(2)
映画館で、すやすや、、、ふふふ、、
このあいだこの内容をウエブサイトで読んだばかりです。
ホント、おっしゃる遠しですね、、、この違い。
誰も気がつかなかったのでしょうか、、
マッカーサースタイルいいです、、足が長くて!
このあいだこの内容をウエブサイトで読んだばかりです。
ホント、おっしゃる遠しですね、、、この違い。
誰も気がつかなかったのでしょうか、、
マッカーサースタイルいいです、、足が長くて!
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Commented
by
touseigama696 at 2013-08-13 01:27