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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

ウルビ・エト・オルビ

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1965年の秋・・
フォロ・ロマーノで知り合った日本人神学生の誘いで
バチカンで・・メンデルを記念する講演会に出席したことがある

イタリア語の講演はさっぱりだったが
お目当ては・・バチカンの外では滅多に聴けない
システィーナ礼拝堂のコーラスが出演することだった
その講演会の始まりに・・まさにこの画面同様
赤いマントの枢機卿が・・列をなして入場したのだった

私を含めて数人だけが・・スーツで
あらかたの聴衆は・・神父や神学生だった
威厳に満ちた枢機卿たちの姿に
ここがバチカンで・・ここはローマなのだと
世界史に紛れ込んだ・・不思議な気分だった
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そのバチカンで・・今
新しい法王を選ぶ儀式が行われている
コンクラーヴェ・・白い煙が立てば
266代目の法王が・・決まる

この266代というのは・・
連綿と続く歴代の数では
世界最古・・最長の組織である
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そして・・
ローマ法王に続く歴代の長さは
実は・・日本の天皇家なのだ
今上天皇で・・125代である

ローマ法王の半分といえば半分だが
選挙で選ばれる法王に比して
天皇家は万系一世・・つまり
ひとつの家系の血のつながり

イギリスであれ・・ロシアであれ
あるいは中国・韓国でも・・
王朝の歴代は・・これほどに長くはない
ノルマンからでも42代ほどのイギリス王室
清朝12代・・朝鮮王朝27代・・ロマノフ王朝18代
125代の天皇家には・・遠く及ばない
世界史的には・・稀有な系譜なのだ

天皇制には・・色々な議論があるが
これほどの長い由緒を・・政治に巻き込むことなく・・
世界から敬意を払われるべき・・
存在であり続けてほしいものだ
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この煙が・・白くなるのはいつだろう
266代ローマ法王が抱える問題も小さくない

キリスト教とイスラム教の確執がもたらす不幸
いつになったら・・雪解けがくるのだろう
新しい法王が・・バチカンのテラスに現われ

「ローマと世界へ」・・と最初の祝福を与える日
それが・・ウルビ・エト・オルビだが
その祝福が・・266代目の時代に
本当の和解と平和の実現であってくれたらいいのに・・

コンクラーヴェは・・根比べ
世界中の黒い煙が・・白くなってほしいものである





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by touseigama696 | 2013-03-14 00:21 | ●エッセイ | Comments(2)
Commented by はるこ at 2013-03-14 17:08 x
昨日はテレビでこのニュースばかりでした、、
秘密主義、、、コンクラーべ......(根比べ!)
昔、ローマで、取材の経験がおありなんですね、、!
日本の天皇制、、同じ意見です。
Commented by touseigama696 at 2013-03-15 01:07
はるこさん
ありがとうございます
どうやら・・白い煙があがったそうで
新しい法王の誕生ですね
法王になるって・・大変だろうな
私より遥かに年上・・それでこの立ち場
タフでないと・・務まりませんね
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