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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

弱くても・・勝てます!!

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アマゾンから・・この本が届いた
勿論・・取り寄せたからだが
久しぶりに・・腹を抱えて笑いながら読んでる

まだ読みかけ半分だが・・我慢できなくなって
ブログネタに・・採用することにした

東大合格率を基準にした・・進学校ランキングは
今では・・あまりに開成の独壇場らしくて
この手の話題は・・世間で歓迎されてはいない
つまりは・・嫌みな話題ってわけだ

兆候がなかったとは言えないが
ここまで独壇場ではなかった・・遥か昔
この学校を巣立った古いOBたちには
必ずしも同調してきた風潮ではないし

かてて加えて・・高校生クイズチャンピオンなどで
途方もない記憶力を発揮して
やっぱりぃ~~!・・みたいな気配がなおのこと
浮世離れした偏差値水準を誇示してるようでもある

それが・・
この「弱くても勝てます」という一作で
「強いから勝ちます」・・の嫌みに
一石を投じてくれて・・そこが痛快なのだ

開成が・・「甲子園に行きそうになっちゃって!!」
今になると平成17年のことらしいが
OB間では・・騒然とした話題になったのは覚えてる

「野球の体をなさない下手くそ野球」と
「高校野球の華・・甲子園」は・・およそアンチテーゼ
「大阪桐蔭・・甲子園」とは・わけが違うのだ

しかし・・一方でこの本を読みながら
「さすが!開成」でもあるのだ
つまり弱いが・・ただ弱いだけじゃない
考え抜いた弱さで・・奇跡的な大博打を打つ開成野球
妙に・・説得力がある

例えば・・普通甲子園常連校の野球は
1.2番の好打者が出塁し・・
3.4.5番の強打者が得点につなげる
下位打者がチャンスを作り・・上位打者が返す
そのための練習を・・日夜繰り返し確率をあげる
これが定石・・プロでも同じだ

ところが・・
週に一日しかグラウンドを使えない開成は
繰り返して練習する時間がないという
だから・・理屈で野球を分析し
1番から・・順番に強打者を打順に組んで
いきなり大量得点を図り・・
5回とか7回のコールドを狙って勝負するのだそうだ
コールドで勝つのが・・唯一相手の攻撃チャンスを減らせるからだ

勿論・・強打者といったところで
大阪桐蔭とは比べるべくもない
だから・・大方は負けるらしいが
それでも・・東京大会ベスト16は
その手で手にした・・栄光の記録である

文系も理系も・・秀才揃いで
野球部員といえども・・そのひとり
そこで・・こんなセオリーがみつかったらしい

つまり
暗記の積み上げがものを言う・・文系は
繰り返して覚える「守備」に向いてる
一方・・公式を理解すれば応用の効く理系は
コツが大事な「打撃」向きだと言うのだ・・その結果
文系が守り理系が打つのがいいことになるという

更に・・週一のグラウンドでするのは
練習ではなく・・研究と実験だと定義してる
自分の野球に・・自分に必要な仮説をたて
その仮説を実証するための実験をする
そこから更に仮説を新たにして・・同じことをする
週一のグランウンドは・・実験室なのだ
多分その意味でだろうが・・
練習は実に静かで・・声を出す者などいないとか
きっと・・研究室で実験室だからに違いない

こんな野球部見たことない・・しかし・・
帰納法的な積み重ねから得られる成果と
演繹的な仮説から・・可能性を模索する成果は
確かに・・根本的なところで違う

開成が・・帰納法で甲子園に出られるチャンスは
多分・・いや間違いなく皆無だろう
だが・・途方もない仮説を立てて
9人が・・極めて個性的な成果を実証出来れば
もしかしたら・・
奇跡的な甲子園出場も夢じゃないのかもしれない

長々と書いてきたが・・実は
私の陶芸は・・限りなく開成的だったような気がしてる
つまり・・52歳で始めて18年
帰納法で積み上げても・・きっと足りないものばかりだ

極めて不遜な仮説・・「日本伝統工芸展」に通るには?
これこそ・・「甲子園で野球をするには?」なのだが
無理を承知で・・連続4回入選コールド勝ちを狙って
乾坤一擲の集中・・演繹に徹した10年だったような気がする

「弱くても勝てます」・・これは言葉の綾ではない
結構思い切った仮説である
研究と実験で・・実証してみてほしいものだ

未だ半分しか読んでないが
この先・・どう展開してゆくのか・・
楽しみに読み続けるつもりなのである




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by touseigama696 | 2012-12-07 12:28 | ●エッセイ | Comments(0)
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