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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

作風

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去年の秋・・地元の伊勢丹でのG展で
幾つか一輪ざしのご希望があって
少し定番風の形を作ってみた

柔らかな曲線でまとめてみようとして
試作しながら・・ここらに落ち着いた
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10年前・・糸抜き波状紋皿にたどり着いて
その完成度をあげることに・・夢中になってきたが
同時に・・それまでの作風と明らかに違ってきた
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波状紋の前に使っていた・・黒天目も
発色をよくするために・・ロクロは緻密に挽いたが
それも・・作風の変化にかかわってきたようだ
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以前なら・・
一論ざしももっと大雑把に作ったかもしれない
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加飾をどうするかで・・作風はガラリと変わる
以前は・・こういう雰囲気が好きだった

ロクロ目を残して・・ざっくりとした粉引き
少し還元をかけることで・・御本を引くのもいい
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加飾もせずに・・鉄や灰の釉をずぶ掛けしたカップ
何の変哲もないが・・飽きずに使える
今でも嫌いじゃない
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しかし・・公募展をくぐっていると
どうしたって・・個性を要求される
ロクロ目も伝統釉も・・それだけでは
滅多に個性にはつながらない

何をするにも・・作風と無縁には挽きにくくなる
その呪縛は相当なもので
時々抗って脱出し・・
エイヤッ!と気合いで挽きたくなる

でも・・
粗雑と緻密を行ったり来たりしながら
やがては・・
根っこの太い作風にたどり着くかもしれない




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by touseigama696 | 2012-01-30 01:07 | ○陶芸雑感 | Comments(4)
Commented by mohariza6 at 2012-01-31 01:51
「粗雑と緻密」は、
「大らかさと繊細さ」の関係でしょうか・・・?
あるモノを「粗雑」と見る人間は、モノは、「緻密」で無ければならないと思っている部分があります。
それは、「大らかさ」を認めない、とも云えそうです。

但し、「繊細(さ)」の心は、何(:どの作品)にもあり、その「繊細さ」(加減)は、観れば、分かる気がします・・・。
Commented by はるこ at 2012-02-01 00:26 x
愛嬌のある一輪ざしですね!
柔らかい曲線が優しくて、、、
作風って難しいです、、、考えたらどうしていいか
わからなくなりそうですね。
でも先生はいつも冷静に、深く、試行錯誤をなさる、、、
どの作品も、
それぞれ先生の手で出来上がってるのですよね〜
Commented by touseigama696 at 2012-02-01 01:18
moharizaさん
ありがとうございます
短い言葉で・・私見を画くのが難しいです
緻密を良し・・と思ってるわけではありません
むしろ・・おっしゃるようなおおらかが好きです

でもおおらかは・・技術そのものではなく
緻密でも粗雑(杜撰)でも・・
おおらかな表現はできるんじゃないでしょうか

緻密に傾くことで失いそうなものを
どう取り返すか・・そこらへんが悩ましいのですが・・


Commented by touseigama696 at 2012-02-01 01:22
はるこさん
ありがとうございます
個性的な作風は・・
なくちゃ困るけど・・あればあったで
縛られるもので・・自縄自縛になりかねません
個性が惰性でない根拠を作るって・・むずかしいことです
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