この海が生んだもの・・

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もしかしたら・・一番海らしい海
広々として真っすぐ・・分かりやすい海だ
だって水平線の向こうは・・アメリカ西海岸
もしかしたら・・私の一番好きな海
それが・・房総半島の東海岸・九十九里浜

遠い昔・・この浜で一カ月暮らし
読書三昧に明けくれた夏があった
忘れられない海でもあるのだ
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衝動買いで手に入れた・・この一冊
知ってるようで知らない千葉を・・知ってみたくて・・
持ち歩いて・・車内で読むには適当でもある
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知らないようで・・知っていたのは
伊能忠敬が・・郷土の偉人だということ
だけど・・その伊能忠敬が・・
九十九里浜の出身とは・・知らなかった

彼の人生を・・一口で言えば
若くして・・養子先の造り酒屋を再興して財をなし
50歳で家督を譲って隠居し
江戸にでて・・かねてからの念願天文観察を学ぶ
やがて・・地球の大きさが知りたくて測量の道を選ぶ
56歳で・・日本の海岸線を測量して地図を作ろうとする
72歳までかかって・・4万km地球一周分を歩いて
後世に残る世界的な業績・・「伊能大図」を作った
何から何まで桁外れにスケールの大きな人物だった
当然の如く・・郷土の偉人である
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私は・・このエピソードは少し知ってはいた
56歳から・・72歳までの16年間
歩き詰めに歩いた晩年
道なき道・・人里離れた海岸・・
言うまでもなく・・食堂があるわけでも
旅館が立ち並んでもおらず・・
全ては冒険に等しかったに違いない
それを・・二十歳の春にではなく・・
56歳の老境で始めている
その心意気や・・驚嘆でさえある

爪の垢を煎じる思いで書けば
52歳で陶芸に目覚め
偶然にも彼と同じ56歳で独立して
日暮れて遥かな道を歩きはじめたとき
私は・・密かに伊能忠敬の意気に啓発され
ささやかな挑戦に・・意地を懸けた

伊能忠敬の人生に比べようもないが
どんなささやかな願いでも・・
始める歳に怯えてはならない

どんな願いも・・遅きに失することはない
どんなに遅くても・・始めたときが頃合いなのだ
怯えずに始める・・たったそれだけのことだが
たったそれだけのこと・・と思うことが大切なのだ
伊能忠敬の業績もさることながら・・
彼の生き方・・学ぶものが多い

九十九里浜・・実際には70km弱らしい
立てば判るが・・この見はるかす続く海岸線を
ふと歩きはじめてみたい気分になる
真っすぐ・・どこまでも見えるからだ
ことによると・・忠敬のモチベーションも
そのあたりにあったのだろうか・・





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by touseigama696 | 2012-01-10 23:27 | ●エッセイ | Comments(4)
Commented by ゆかりん at 2012-01-11 15:26 x
お久しぶりでございます。お元気ですか?昨年の春、息子が東京の大学に入学。今年の春から娘が横浜に就職になりますので、ちょくちょく中央に出て来たいと思っています。
Commented by touseigama696 at 2012-01-11 22:39
ゆかりんさん
あけましておめでとう!!
お揃いで楽しい正月でしたか・・?
もうそんなになるんだぁ・・おめでとう!!
子どもの成長は・・早いからね
その分親が歳とるわけで・・悲喜こもごも・・笑

ちょくちょく出てきたら・・寄ってください!
楽しみに・・しますね
Commented by HarukoB1 at 2012-01-13 21:52
先生と重なる所がありますね。
伊能忠敬。
たしか昔耳にした名前、、、こういう人だったんですね。
このまっすぐな碧い水平線をんじっとみていると、、
ほんとにずっと歩きたくなるかも、、、、と思いました。
九十九里浜!
Commented by touseigama696 at 2012-01-13 23:55
HarukoBさん
ありがとうございます
確かに・・あやかりたいものだと・・笑
九十九里浜は・・いいですよ
いつか・・案内しましょう!
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