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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

豊かな貧しさ

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一歳になったばかりの幼い子が
重篤な心臓病で苦しんでいる
残された手段は・・心臓移植だけ

国内でも可能になったが・・ドナーがいない
そして・・ドナーが現れるのを待つには
幼児用の人工心肺が必要らしいが
日本には・・ない

若い両親は・・
必死の募金活動で資金を募った
1億円が集まって・・カナダに飛び立った

日本にはない人工心肺を装着して
ドナーが現れるのを待つのだそうだ
今日のニュースが・・そう伝えていた

似たようなニュースは・・過去にもあった
途方もない経費が必要だが
集められたり・・できなかったり
子どもたちの運命は・・どうだったんだろ
追跡報道は・・殆ど見たことがない
もしかしたら・・悲喜劇入り混じっているのかも
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いつの場合もそうだが
必要な資金は・・億単位だ
生まれたばかりの子・・両親は若い
持ってなくて当たり前
でも・・こうして善意の寄付が
救いの手を差しのべてくれた
その限りでは・・
この国はまだ豊かさを失ってはいない
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しかし・・よく考えてみれば
根本的なところで・・
制度的には貧しい国だ

個人的な寄付に支えられて・・
海外で移植手術を受ける
今までに・・どれほど沢山の患者が
繰り返してきたことだろう・・その都度
綱渡りのように頼りない手だてでしかない
国の手・・国民の手・・
組織的な心強い手がない

ドナーが現れるか否かは・・
死生観にかかわる国民性もあろう
誰かが誰かに命じてできることではない
少しづつ・・
世論形成ができるのを待つしかないが

その間に・・
海外受診の支援なら・・やりようはある
例えば・・ひとつの政策的提案だが

政府胆入りの財団を創設する
ここに・・官民一体になって寄付を集める
カテゴリーは・・幾つでも作れるが
そのひとつに・・小児医療の治療費支援を掲げる

今回のような移植手術を受けるしかない患者の家族は
この財団に・・支援希望を申請する
勿論・・多少の審査は必要だろう
専門家集団を作って・・対応してほしい

認可されれば・・1億だろうが2億だろうが
必要な資金は・・即日貸与される
命がかかっている・・
決定と実行は迅速でなけりゃならない

結果がでて・・無事に命が救われたとしたら
あとは・・両親が少しづつでも財団に返済をすればいい
それも・・あとに続く患者への資金になる

当事者ではない国民も・・企業も
様々な形で寄付に応じ・・応じれば・・
政府は免税等の受益手段を講じればいい

昨今のモラルハザードのだらしなさを思えば
この財団の運営は・・決して容易ではない
利権や不正が発生しないとは限らないからだ

しかし・・こうした試練に負けているようでは
この国に将来は・・ない
経済的な豊さが・・一縷でも残ってる間に
貧しいシステムに・・本質的な人道を組み込まねば
豊かな貧しさという・・二律背反を背負って生きるしかなくなる

街頭に立って・・
我が子の命を救うために
必死で募金する若い両親の姿
どんなに贅沢ができる社会だとしても
決して豊かには・・見えない




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by touseigama696 | 2011-11-17 02:40 | ●エッセイ | Comments(2)
Commented by HarukoB1 at 2011-11-19 04:36
3枚の写真に見とれています。
質感、構図、色、、、すごいですね!

豊かでも、基本的には制度的に貧しい国。
鋭いです!
政府肝入りの財団創設、すばらしい政策的提案ですね!
こういうテーマでお嬢様ともお話しなさるんですか?
Commented by touseigama696 at 2011-11-20 00:53
HarukoBさん
ありがとうございます
日本だけのことじゃないようですが
国民本位の制度になっていないようです
経済的な貧富は判りやすいけど
制度みたいなものって・・誤魔化しが利くから
なおのこと始末が悪いですね
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