糸抜き

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口に馴染んだ・・霧吹き
これ一台で・・10年
愛着の深い道具です

コンプレッサーでもできる作業ですが
霧吹きの方が・・上がりが柔らかく
苦しくても・・これを使っています

だから・・今でも
肺活量は・・5.000cc以上を確保
潜ったまま25m泳げるのも・・
そのおかげかもしれません

少し歳とったら・・肺活量は大事な健康材料
大きく息を吸って・・一瞬で吐きだす
良い運動だそうです
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糸を貼り終えた大皿に
外割りで釉薬を混ぜた白化粧土を吹きます
この作品の場合は・・黒泥を素地に白化粧
毎年・・公募展に出品してきたタイプです
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一定方向へ・・一定の量で吹きつけます
むらを作らないために・・大事なことは
霧吹きを咥えた顔を動かさず
左手で皿を回転させる速度を一定に保つことです
手前の木片は・・スタートの目印

最初は見えた模様も・・
途中からは隠れてしまいますから
目印は・・大事です
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作り置きしてある色化粧土
何種類かありますが・・
今日は・・白とブルーです
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染織の技法のひとつに・・
蝋結(ろうけつ)染めがあります
中国伝来・・古い技法です
白布に蝋で紋様を描き・・染めて洗えば
模様が浮きあがる・・あれです

陶芸にも同じ技法があって・・「蝋抜き」といいます
蝋でマスキングして・・着色を防ぐのですが
蝋では・・細かい紋様を描くことは厄介です
そこで・・蝋に変えて細い糸を貼り・・
細かい紋様を表現する・・それが「糸抜き」
7~8年前・・出品する作品に
「糸抜き波状紋大皿」・・と名づけました

爾来・・色々な図録や記録を見ても
「糸抜き」という技法名に出会うことはありません
どうやら・・私の造語ということかもしれません
もしそうであれば・・名誉なことです

「それって・・特許とか商標登録とれないの?」
ときどき聞かれます・・詳しくは知りませんが
多分ないと思うし・・そんなこと考えもしません

しばらく時間がたって・・私でないどなたかが
「糸抜き」という技法を使って制作してたりを
想像すれば・・実に名誉なことで
実際・・今では多用される技法の中には
同じことが生まれてもいるのです

正確ではありませんが
大勢の作家が使ってる技法のひとつ
「泥彩」も・・そう古くない過去に
ひとりの陶芸家の・・造語と聞いています
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裏面も貼り終えて
今日の作業を終わりにしました
明日釉掛けして・・明後日焼成します



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by touseigama696 | 2011-11-15 01:27 | ●工房便り | Comments(0)
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