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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

造形と加飾

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何のために・・というわけじゃないが
いつでも始められるように・・
いつでも5~6枚は用意している

5~60cmの大皿は・・急には準備できない
季節によっては・・乾燥切れのリクスも背負うし
窯でへたることだってある・・だから
二の矢・・三の矢を用意してリスクに備える
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小物も・・少し溜めた
9月の伊勢丹で使った分を挽いて
新年の三越の分に・・加飾しなくちゃなのだ

この数年・・
陶土を使って磁土みたいに挽いてる
全ては・・糸抜きで波状紋を表現するため
糸は・・雑な表面を嫌って貼りにくい
だから・・ともかく自然で滑らかを要求される

経験で学んだことだが・・
作りが悪くて・・見込のラインがスムーズでないと
貼ってる糸が・・思い通りに走らず
勝手に・・脇にそれてゆく
不思議なほどに・・それを感じるのだ
とことんロクロが上手くなるべきだ・・と
貼るたびに・・痛感させられる

それに・・ロクロが上手ければ
加飾の折に・・余計なことをせずに済む
心理的なことだと思うけど
どうも・・形に不満を残せば
思わず加飾で誤魔化そうとして・・
加飾は・・過飾になりがちだ

「姿よければ・・加飾せざるべし」
引き算陶芸の根拠は・・ここだ

大物を挽くのは・・
公募展に備えてではあるが
それだけじゃない

大物が自在になれば
小物は・・自信に満ちて伸び伸びと挽ける
その自信が・・望みどおりの形や姿を作る
5kgを大物とみるか・・小物とみるか
10kgが挽けるかどうかで・・変わるのだ

だから・・小物の質をあげるには・・
挑んで大物を挽くことだ
そして・・大物を自在に挽くには
同寸同姿の小物を飽きず並べて
長時間の集中を絶やさぬ気迫を養うことだ

造形と加装・・その関係には
最大限の関心を払うべきだと・・思うのだが




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by touseigama696 | 2011-10-29 01:13 | ○陶芸雑感 | Comments(4)
Commented by はるこ at 2011-10-29 14:34 x
うーん !  
用心深いっていうか、よく考え抜いた仕事のしかた、、
生き方もきっとこうなんでしょうね、、、
見習うところがいっぱいです。
短編小説と長編小説、絵画の大作と小品にも通じるような
哲学の波みたいなものを感じました。
Commented by moon-pon at 2011-10-29 22:48 x
こんばんは。
今日、石川県立美術館の伝統工芸展へ、touseigama696さんの作品にお目にかかるべく行ってきました。

堂々たる存在感でした。
ガラスケースの中だったので、あまり近くで見ることができないのが残念でした。
波状紋ということですが、
目の前に広がる雲海にある山のようにも感じられ、壮大な感じがしました。

ちょうど陶芸家:武腰潤氏の解説が始まりましたので、聴くことにしました。今年は震災のため出品数が少なかったこと。本展の会場が狭くなってきたこともあり、受賞数が減ったこと。陶芸については2割ほど受賞数が少なくなったとのことでした。

好天の日、とても気持ちよく鑑賞でき、いい1日となりました。
Commented by touseigama696 at 2011-10-30 00:48
はるこさん
ありがとうございます
晩節の陶芸だけに・・できるだけ無駄をせずに
直線的に歩こうとしてる向きもありますが
ために・・叶わないものも沢山あります

もし・・すこしでもゆとりがあるなら
無駄な時間がもたらす隠し味こそ
芸の肥やしだと・・想像するのですが
今それをしている余裕がないのが残念といえば残念

でも・・こうして好きな道を歩ける幸運は・・ヒシヒシとです
Commented by touseigama696 at 2011-10-30 00:54
moon-ponさん
見て下さったんですね・・多謝です
ご一緒させていただいたのが・・ついこの間のよう
歳月は・・あっという間に過ぎ去ってゆきます

糸の貼り方を変えたのも
あの日・・あなたやYoさんとの話の中でのこと
それを考え考えのことでした
まだまだ未完ですから・・これからの課題ですね

本選は・・ますます狭き門
若いひとたちにとっては・・
難儀な時代になりつつあるみたいですね

もう少し余裕のある時代になってほしいものです
また・・通れるよう頑張って
お目にかかれる日を楽しみにします
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