2011年 05月 16日
甘酒横丁 |
桐箱を納めて・・日本橋三越から真っすぐ
江戸橋を突っ切れば・・小舟町
その先の久松町までの真ん中あたりが
人形町で・・一本引っ込めば甘酒横丁というわけだ
口にしても文字にしても・・江戸情緒が漂う
残せるものなら地名は・・昔のままがいい
下町の良さは・・滅多なことじゃ
構えも生き方も・・変えないってこと
昔のまま・・年季を入れて昔を守る
桶も草履も・・
使う人が減ったといえばそれまでだが
新興住宅地には見られない店構え
何となくほっとするのは・・何故?
ノスタルジーは・・老いの証しだけだろうか
あと30分もすれば・・開店して行列ができる
この店は・・若い女性も多い
たい焼きの元祖・・素朴な餡の甘さが好きだ
大急ぎでこの店に入った・・馴染みの久助
11時半・・昼にはちと早いが
12時では遅い・・その理由はあとで判る
やきとりの店だ・・夜ならとり尽くし
呑兵衛にはたまらん店らしいが
あいにく・・下戸には昼がいい
この店も・・いつ来ても何も変わっていない
主じ夫婦と知りあって10年足らず
そう長くはないが・・変わるのはお互いの歳だけ
この写真は・・勿論今日の昼だが・・
こっちは・・4年前の3月に撮った写真
ほら同じでしょ・・板さんの顔も変わってない
繁盛してるから・・模様替えなどヘのカッパだろうに
やっぱり変えない・・メニューもだ
忘れるほどに久しぶりに来ても
昔のまま・・いつもの通り
それが・・下町なのだ
昼は・・これ一食
多菜にして待たせるのは・・江戸っ子じゃないとでも
だから・・座れば3分後には食べてる
私の最も好きな・・もてなし・・である
肉厚だが・・柔らかい鶏が
ほの甘いタレで焼きあげられて
飯とほどよく絡んでいる
全てが過剰でないから・・飽きない
それも下町・・決して歯が浮く愛想もない
でも・・あんたも常連・・そんな空気なのだ
食べていたら・・背後から
「・・あら・・師匠いらっしゃ~い!」
顔も見ずに・・そう声をかけてくれたのがここの女将・・
ちょとだけ陶芸を手ほどきしたこともあって
だから・・師匠って呼んでくれるが
背中越しってのは・・悪くない
それも人情だからである
食べ終わっても12時前・・
そそくさと立ったが・・何故って
もう後ろには・・行列ができてる
11時半に入ったのは・・そういうわけ
1時過ぎたら・・売り切れってこともある
浜町から両国橋を渡って・・
国技館の前を抜ければ・・江戸は遠くなる
タイムスリップを終えて・・帰宅した
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by touseigama696
| 2011-05-16 23:50
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Comments(6)
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blog_maya at 2011-05-17 07:44
地名が北海道にない、京都ともまた違う、生活に根ざした響きがあると去年感じました。
ここの女将さんの艶っぽさ、ちょっと分けて欲しかったりして(笑)。
ここの女将さんの艶っぽさ、ちょっと分けて欲しかったりして(笑)。
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gu-nya7 at 2011-05-17 08:23
甘酒横町って甘酒屋さんが並んでいるわけじゃないんですね~
竹細工のお店に高級たい焼きののぼりにやきとり重… そそられます
ほんと下町って感じ
東京に行ってもなかなかこういうイキな雰囲気は味わった事がないので
一度体験してみたいです
竹細工のお店に高級たい焼きののぼりにやきとり重… そそられます
ほんと下町って感じ
東京に行ってもなかなかこういうイキな雰囲気は味わった事がないので
一度体験してみたいです
ノスタルジーは老いの証、、、ではない、と思います(笑)
忘れるほどに久しぶりでも、いつも通りで変わらない、、
これがノスタルジーを呼ぶのではないかしら、、、?
私は、江戸の下町のよさを知らないので憧れます。
「歯が浮く愛想もない、、すべてが過剰でない、、」だから守られてるんですね、、すばらしいです。
忘れるほどに久しぶりでも、いつも通りで変わらない、、
これがノスタルジーを呼ぶのではないかしら、、、?
私は、江戸の下町のよさを知らないので憧れます。
「歯が浮く愛想もない、、すべてが過剰でない、、」だから守られてるんですね、、すばらしいです。
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touseigama696 at 2011-05-17 23:40
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touseigama696 at 2011-05-17 23:41
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touseigama696 at 2011-05-17 23:43