乗り板

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日本画でしばしば使う道具を
真似て作った・・「乗り板」

昨日書いた・・ダメ詰めの際に
なくてはならない道具である
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細かい作業は・・
手がぶれないために
身体と肘を・・乗り板に預ける

同じことを・・乗り板なしでやろうとしたら
腰への負担は・・数分ともつまいし・・
すぐに・・手に震えがきてしまう
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↑は・・中央の僅かな剥離を直そうとしている
このフォトは拡大してて・・実寸でいうと・・
黒の帯状のラインが・・糸を抜いた線で
この糸は・・1mm幅である

剥離の三角が見える白のラインは
糸と糸の狭間で・・白の顔料が吹きつけられている
場所によって僅かに幅は変わるが・・
この辺りは・・糸と同じ1mm幅位だ

従って・・三角の部分は
ほんのちょっとした剥離なのである
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↑の写真のように・・
極細の面相筆を使って
白の顔料を・・ポチッと置いて
すかさずジェットー・バーナーで定着させるのだ

何度か・・繰り返して
そのあと・・細いナイフの先で
丁寧に角をつけて・・終わるのである

身体と・・左肘を乗り板に預け
右手首も・・力を抜いて乗り板に乗せ
更に右手の薬指は・・皿の縁に固定して
その上で・・息を止めて面相筆の先を
狙いの場所に・・そっと置く

結構神経を使う作業だが
肉眼なら目立たない・・こうしたバリも
丁寧に処理しておけば・・
焼成後・・キリッと締まってくるから不思議
何度も臍を噛んで・・覚えた実感である

この「乗り板」・・大物に限らず
絵付けでも・・彫りでも
小さなものを作って使うと
きっと身体と手が楽なはず

ご存知なければ・・使ってみてはいかが?



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by touseigama696 | 2011-02-24 00:33 | ●工房便り | Comments(4)
Commented by akemi-karko at 2011-02-24 14:25
今朝の毎日新聞朝刊に kamadaさんの作品大きく掲載されてますよ(^-^)
見慣れた糸抜き波状紋ではなくて 新鮮な感動が・・
深い色ですね・・シルクロードのような・・そんな印象を持ちました
Commented by touseigama696 at 2011-02-25 00:08
akemi-karkoさん
ありがとうございます
新聞の写真は・・どうしても正確ではありません
とりわけ色は・・むずかしいですね
ともかく・・私の作品は写真写りが悪くて
いつも・・閉口してます・・苦笑
Commented by 凹凸 at 2011-02-25 10:02 x
乗り板、いいですね。
このような細かい作業には技術、集中力の他にもノウハウが
必要なのかも知れませんね。

生物学に携わる人を見ても、ピペットを持つ際に肘をついて固定する、
ピンセットを持つ際に手首を固定する、ような人は
やはり手慣れているな、と感じます。
Commented by touseigama696 at 2011-02-25 23:16
凹凸さん
ありがとうございます
構え・・というのは
何事によらず・・そのひとの気概
本質が見えてしまうにちがいありません

構えを良くするのは・・
大事なことは・・時間がかかる
ってことを知ってるからとでも・・

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