形と姿

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茶碗・・考えてみれば
少し大ぶりな飯茶碗みたいなものだが
これが・・どうやら違うようだ

茶碗に限ったことではないが
茶陶は・・道具でありながら・・哲学でもある

飯茶碗に・・物語は不要だが
茶碗となると・・
畳三畳の中に・・無限の思いをこめる
それだけの器であってほしいのだろうが
作り手にとっては・・難しいところでもある
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名碗が・・高価な理由もそれだろうし
飯茶碗より・・遥かに長い年月
ひとの手で・・守り抜くだけの
物語が大事にされるからでもある
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だけど・・だからといって
ただただ・・いわくありげに作ればいいとは思わない
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形と姿・・一番の基本に戻って作ってみている

形は技術だが・・姿はこころ
私にとって・・美しい茶碗は
形と姿が混然一体であってほしい

美しい茶碗・・願いはそこのようだ
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ろくろで挽くなら・・
ろくろが上手くなくては挽けない

しみじみと・・そう思う
過日・・半泥子さんの回顧展を見たが
ろくろと姿形の因果を考えさせられる
とてもいい機会だった

自在なろくろは・・
機械のような正確なろくろ技の向こうにあるような
そんな気持ちで・・ろくろに向かっている
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かつて・・こんな茶碗を焼いた
これはこれで・・好きで
今でも・・これで茶を飲む

でも・・今みるとやっぱり下手だ・・笑


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by touseigama696 | 2010-11-25 06:53 | ●工房便り | Comments(4)
Commented by harukob1 at 2010-11-25 12:31
形と姿、、、ろくろと姿形の因果。
深いものがあるのですね。
最後のお茶碗、、、色がいいですね、
下手って言われてもわかりませんが、
美味しいお茶が飲めそうに思います。
Commented by masiro at 2010-11-25 16:23 x
お茶の茶碗を見るのが大好きです!

畳三畳の中に・・無限の思いをこめる

限られているのに・・・そこで表現するっていうのがとても素敵です!

茶道の世界すごく憧れます

数年前に挑戦したのですが・・・正座が・・・(笑
まだまだなので・・・もう少し落ち着いてきたら挑戦したいなぁと思ってます(汗

Commented by touseigama696 at 2010-11-26 06:22
harukobさん
ありがとうございます
茶陶は・・茶人の使い勝手にもかかわし
伝来の約束事も多いので
やっぱり難しいものがありますね

でも・・とても興味深い世界でもあります
いつか・・気に入ったものができればいいのですが・・
Commented by touseigama696 at 2010-11-26 06:24
masiroさん
ありがとうございます
最近・・教室の生徒さんに
お茶の先生がいて
月に二度・・工房で
お茶の手ほどきを受けていますよ

もの覚えが悪いので
決して上出来の生徒ではありませんが・・トホホ
茶の心得は・・陶工には必要かもしれませんね
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