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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

組もの (57)

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大きなもの・・同じもの
陶芸を志せば・・どこかで・・
このふたつへの挑戦をしてみたくなる

50センチを越える大皿 大壺
寸分違わぬ・・同寸同姿の器
どちらも魅力的ではある
陶芸が技である限り・・
技は難しい方へ傾くのは・・
自然のこと

大物の場合は・・
多少力勝負ではあるが
大きささえ確保すればいいのだから
細かい寸法にこだわる必要は少ない
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ところが・・組ものの場合
ひとつひとつの寸法の正確さが要求される
同時に・・姿もまた
同じシルエットであることも大事である
その意味では・・
大物よりも難しいともいえる

そこで・・多少のヒントになれば・・だが
組ものの場合
幾つかの揃えねばならない条件を整理して
ある一定の規則性をもたせて挽くことだ

どういうことかというと

*まず土の分量を一定に・・
*成形する手順を一定に・・
*成形する手数を一定に・・
*工程の途中採寸を一定に・・
*成形の時間を一定に・・

全体を一言でくくれば
・・「リズミカル」
流れるように同じ仕種・・
これが秘訣である

前の一個の姿を・・
目で追わないことだ
似せようとすればするほど
似つかぬものになる

目で見ずに・・前の一個に施した・・
手つきをなぞることだ
採寸ノートは・・その目安になる

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この制作ノートは
クラフト賞をとった上の写真の場合の実寸
途中の寸法が書いてある
1.5kgの粘土を亀板の上で挽いてる

*土殺しを終えて・・Ⅰ
*薄く真っすぐ挽きあげて
 倒し始める直前で・・Ⅱ
*倒してつばをつける直前で・・Ⅲ
*挽き終えて・・Ⅳ

削りを済ませて・・重量1.0kg
高台の外径8.8cmで 高さ1.0cm

ここでは寸法しか書いてないが
手数についても・・一定のほうが安定する
手数がそろえば・・時間も一定になるのが普通だ
ここでは何手程度で済ませるが・・決まって楽になる
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これも・・二枚目の写真の
日本陶芸展に出品した作品のノートである

大体展覧会への出品の場合
六客で提出しようとしたら
30個くらいは作る
多すぎるともいえるが
寸法の誤差を・・
高さでは・・ゼロ
径では・・2mm以内としてるから
これくらいないと・・
正確に揃わないことが多いのだ

作品の質の問題ではないから
余れば・・個展で使えばいいと思ってる


出品とか個展で使う場合
必ず・・このノートを作る
追加注文などがあると
これがないと・・困ることになるからだ

多少慣れてきても
ノートを作る習慣をもってると
寸法や手数が頭に残るから
次の制作の時に・・安心して作れる

自分なりのノートでいいわけなので
正確な組ものへ挑戦を心がけるなら
それぞれに工夫して作ってみてはどうだろう!


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by touseigama696 | 2010-09-18 23:43 | ●窯だ行進曲 | Comments(4)
Commented by はるこ at 2010-09-19 17:10 x
ブルースもいいけれど、この歌も、、声がいいのね,うまい娘ね!
その前に、ローズマリー クルーニーを聴いたついでに、カーメン マクレーンやビリー ホリデーに出会ってしまい、時代を感じました。
表現の違いも、、昔のは、セピア色ね。

おおきなものと、おなじもの。
同じものって、むずかしそうです、、、
まさに「技」の世界ですね。
前の姿を追わない、似せようとしない、リズミカルに、、!!
ケンタウルスさんの
メモ、コツで、いろいろ陶芸のことがわかって面白いし、感激もしてます。
Commented by aimons at 2010-09-19 21:40
先生でも、ここまでキッチリ採寸して作るんですね。
ちょっと、ビックリしました。
同サイズの器作り・・難しいです、苦手です・・
まだまだ・・です^^;

精進致します。。
Commented by touseigama696 at 2010-09-19 23:45
はるこ さん
いつもありがとうございます
最近youtubeのサーフが面白くて
好きな音楽探し・・これ楽しんでます

Commented by touseigama696 at 2010-09-19 23:47
aimons さん
ありがとうございます
公募展にだす組ものとなると
やはり・・厳しい同寸同姿を追うから
メモがないと・・リズムが掴みにくいような
そんな気がして・・書いてます
でも・・乱暴なメモでして
もっと詳細に記録してる作家も沢山います
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