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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

稽古の形 (55)

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この『搔き落としアラベスク紋大皿』
去年の県展入選作で・・教室のOさんの作品
搔き落としの技術なら・・ひとつの世界を築きつつある
これからの課題は・・独自なモチーフの構成
それが醍醐味ではあるが・・苦労しているようだ
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ロクロで大皿を挽こうとしてるのが・・そのOさん
見ているのは・・最近始めたNさんである

どちらも・・私が指示した
どちらも・・大事な稽古の形だと思うからである

「挽く」・・という行為が稽古なのは言うまでもないが
それを「見る」ことと・・それを「見せる」ことは
どちらも・・とても意味のある稽古である

つまり・・「見る」「見せる」がセットになって
「独りよがり」・・を防ぐ力になるからなのだ

独学が陥り易い過ちは・・独りよがりを防ぐだけで
随分と解消されることを・・私は経験で学んだ
だから・・教室で稽古する意味のひとつは・・
この独りよがりが避けられることでなければならない

見ることは・・比べること
比べて自分の位置を知る
これが・・見る稽古であり・・収穫である

一方で・・
見られることは・・確かめること
手本にふさわしい適切な実技かどうかを反芻できる
それが・・見せる稽古なのだ

自分の位置がわかって
今日すべき稽古が見えてもくるし

重ねてきた稽古の中で
見られて不安な不確かさをみつけ
それを手直しすることが・・
確かな自信を育んでくれる

上手くなるということは
手慣れることではない
確かな自信を身につけることだ

出来ないことから逃げず
出来ないことを・・出来るようにする
その地道な稽古だけが・・
ゆるぎない自信をもたらす

幾つかの基本技術がないわけじゃないが
もっと大事なことは・・基本的な考え方
つまり・・
倦(う)まず・・弛(たゆ)まず・・焦(あせ)らず
地道に繰り返す姿勢・・それを大切にしたいのだ

「趣味の楽しみだから・・そこまでは・・」
それもわかる・・でも
例え趣味だとしても・・上手くなる悦びは一緒なのだ

見る者の真剣な「目」
見られる者の真剣な「手」
どちらにも・・大事な稽古の形だと言いたいのである



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by touseigama696 | 2010-06-21 01:13 | ●窯だ行進曲 | Comments(6)
Commented by tyawannyakobe at 2010-06-21 01:33
趣味の人には過酷な環境かも知れませんね。

でも、プロとして、自分でやっていても、それは感じています。
Commented by mamari825 at 2010-06-21 18:09
いつもながらですが、お久しぶりでございます。
いつもながらですが、身にしみます(><)
出来ないことから逃げず、出来ないことを・・出来るようにする
その地道な稽古だけが・・、ゆるぎない自信をもたらす。
ほんと、そうなんですけど、ついつい、ヘコタレテしまうわたしです。
Commented by hananoegama at 2010-06-21 22:20
見る物の真剣な「目」
見られる物の真剣な「手」・・ いい環境ですね

一人ニ役でやっていきましょう
客観的な「目」で 自分の「手」を見つめて・・・
Commented by touseigama696 at 2010-06-22 01:08
tyawannyakobe さん
おいでくださって・・ありがとうございます
上手くなる悦びには・・プロもアマもない・・と
そう思ってますが
ただ押しつけてもいけない・・のでしょうね
Commented by touseigama696 at 2010-06-22 01:10
mamari825 さん
久しぶりに・・足跡ありがとう!!
元気にしておいででしょうね
また・・会える日がくることを・・
願って・・お互に頑張りましょう
Commented by touseigama696 at 2010-06-22 01:11
hananoegama さん
ありがとうございます
そそ・・一人二役
それが・・きっと極意・・笑

但し・・自分に厳しく・・が
要求されるかもね・・笑
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